秘密結社「ヤタガラス」の星の暗号

星の暗号とは

  • 約4500年前頃(エジプトの三大ピラミッドが建造された頃)に、秘密結社「ヤタガラス」によって仕掛けられたもの。
  • 暗号には、一つの時代の「始まりと終わりの時」と「約束の地」が刻まれていた。それは、地球の「崩壊と再生」の「時」と、その後の世界を建て直すために、「約束の人」が甦る「場所」を示していた。

大和三山と元三輪山ダイヤ形

次は「星の暗号」を紹介しよう。
「星の暗号」は、奈良県の「大和三山」に注目することで発見された。
大和三山は正確な二等辺三角形で、しかも、その二等辺三角形の中線は、特別なラインなのである。
このラインは北緯34度周辺のこの地方では、次のイラストのように、「夏至の日」の朝、南西に位置する畝傍山から太陽を観察すると、北東方向から太陽が昇り、逆に「冬至の日」の夕方、北東方向から太陽を観察すると、南西方向の畝傍山に太陽が沈む、という特別なラインなのである。
つまり、このランイは「夏至の日の出・冬至の日没ライン」と言ってもいいような特別なラインなのだ。
どうして、このような現象が起こるのかというと、地球は北極点と南極点を結ぶ地軸を中心に自転しながら、太陽の周りを公転しているが、この公転面に対して、地軸が右へ23度ほど傾いているからである。
ところで、この大和三山は、今言った、偶然とは考えられない特殊性から、「ピラミッド説」が一部の研究家の間で支持されている。私もその支持者の一人であるが、ある時、大和三山と「元三輪山」が対応していることを知ったのである。
いきなり「元三輪山」と聞いて、驚かれているだろう。それは、地元の郷土史研究家の榮長増文さんに、教えていただいたことである。
「元三輪山」とは、三輪山の元になっている山のことである。
詳しい説明は『隠国日本版 神々の指紋』を参照して欲しいが、『記紀』や万葉集に記されている「御諸山」は、三輪山と同じ山だとされているが、両者は異なる山で、この「御諸山」が元三輪山なのである。
実を言うと、私も榮長さんの元三輪山説に確信を持てずにいた。しかし、暗号を発見してからは、確信を持つようになった。
先に述べたように三輪山とは、「三羽の鳥」と「3つの円」の暗号に気づかせるための、いわば暗号名だったが、それだけでなく、「星の暗号」を発見させるための、布石でもあったのだ。
三輪山の東西南北に、神社が配置されている。もちろん、これらの神社も暗号者が意図的に配置したものだが、それらを結ぶと三輪山を中心とするダイヤ形ができるのだ。この三輪山ダイヤ形が、元三輪山ダイヤ形の発見につながったのである。 
元三輪山ダイヤ形とは、大和三山の二等辺三角形のそれぞれの点から、先の「夏至の日の出・冬至の日没ライン」を北東方向に延長させることでできる、元三輪山を中心としたダイヤ形のことである。
次に示す図は、大和三山の「夏至の日の出・冬至の日没ライン」と、「大和三山」と「元三輪山ダイヤ形」である。