秘密結社「ヤタガラス」の星の暗号

このことを思い出した私は、天体図と「大和三山と元三輪山ダイヤ形」を対応させれば、先の疑問の解決の糸口がつかめるのではないか、そう考えたのである。そこで、天体ソフトを手に入れ、対応関係を調べた。
対応関係を調べた「年」は、エジプトの三大ピラミッドに刻まれたBC10450年と、マヤカレンダーに世界の「終わりの年」と刻まれた2012年である。どうして、その2つの時を選んだのかというと、前掲の『神々の指紋』には、「BC10450年」と「2012年」は、大きな時代の「始まりの時」と「終わりの時」を象徴しているように書かれていたからである。
『神々の指紋』の著者のグラハム・ハンコックは、ノアの洪水のような地球規模の大異変によって、高度な文明を持った、伝説の都市アトランティスが突然失われた、という仮説を持っていた。その失われた文明の存在を、証明するために執筆されたのが『神々の指紋』である。
彼によると、エジプトのピラミッドに刻まれた「BC10450年」は、高度な文明が失われたのが時、すなわち、前の時代の「終わりと始まり」の時を象徴し、マヤカレンダーに刻まれた「2012年」は現在の文明の「終わりの時」、すなわち、新しい時代の「始まりの時」を示している、という仮説を持っていたのである。
さて、以上のようなことから、2つの「年」を選んだのだが、次は「日」である。「日」は大和三山の中線の特別なライン、「夏至の日の出・冬至の日没ライン」にちなんで「夏至」と「冬至」の「日」にした。
「時間」は、きりのいい真夜中の「0時0分0秒」に設定した。
この4枚の天体図と「大和三山と元三輪山ダイヤ形」を対応させたのである。
すると、どうだろう!?偶然とは考えられないような、驚くべき、対応関係が浮かび上がってきた。
それが次の図である。