守護神のご発令
【地球改造と「神の救いの計画」】で、野崎香代子先生が甦らせた神々のルーツを辿った。その神々は、地球の「崩壊と再生」の「約束の時」のたびに現れる、「世の元の神」であることが明かになった。
この「甦った神々」では、その「神の世界」を、香代子先生を成道へ導かれた、ご主人の野崎卓巳先生の記録をもとに紹介する。
ご主人の卓巳先生が香代子先生と出会ったのは、昭和32年4月のことである。
卓巳先生によると、香代子先生は結婚当初(23歳)から鋭い直感力があり、予言がよく的中したという。変わっていたのは、手相と左の胸の「ほくろ」である。左右の手が「天と地を握っている」という手相で、両方の親指に「仏紋」と呼ばれる模様があり、左の胸には、北斗七星をかたどった7つの「ほくろ」があるのだ。
当初、香代子先生は神仏に全く興味がなかったが、そんな先生に神縁が訪れたのは、昭和35年(26歳)のことである。
香代子先生は突然、心臓発作のような症状を起こしたのである。ところが、病院で診てもらっても、心臓には何の異常もなく、このような、原因不明の心臓発作が頻繁に起こったのである。
その後、あるきっかけで、この心臓発作の原因がわかった。
ある時、卓巳先生は、知人がお祀りされている土地神の「年祭」に参加したのである。ちなみに、土地神とは、土地を守護している神のことで、「年祭」とは、一年に一度のお祭り日のことである。
その「年祭」を祭祀されたのは、ある神道系の教会の安藤先生という方だった。安藤先生は「どんなことでもいいから、尋ねたいことがあれば、なんなりと質問しなさい」と言われたのだ。そこで卓巳さんは、気がかりだった、香代子先生の原因不明の心臓発作のことを尋ねられた。
すると、安藤先生はしばらく瞑想され、「それは、奥さんの守護神である、照姫龍王という神さまのお知らせですから、その守護神をお祀りすれば、その症状はすぐに治ります」そう言うのである。
そこで、早速、安藤先生に照姫龍王さまの御魂を入魂してもらってお祀りをされたのだ。すると不思議なことに、この時から、頻繁に起こっていた香代子先生の心臓発作は、起こらなくなったのである。これがきっかっけで、香代子先生はご神縁をいただくことになる。
しかし、香代子先生は守護神をお祀りされてからも、神には無関心だった。ところが、ご主人の卓巳先生はもともと神仏に興味があったので、香代子先生の守護神を熱心にお祀りされた。守護神(龍王さま)の入魂日が25日だったので、毎月25日には安藤先生を自宅に招いて、司祭もお願いしたのである。
安藤先生は天津祝詞や中臣祝詞を奏上されていたが、ある日、香代子先生は珍しく安藤先生の後ろに控え、祝詞が終わってからお茶を出しながら、「先生、今日は途中でお間違いになりましたね」と言ったのだ。
すると、安藤先生は顔を赤らめながら「奥さんは、どうしてそれがわかるのか、怖い人だね」と言われたのである。
もちろん香代子先生は、祝詞の「の」の字もご存知ない。祝詞を全く知らない香代子先生が、どうして間違いに気づいたのか、疑問に思われるだろう。
その理由はわからないが、あえて理由を探すとすれば、香代子先生はお祀りされていた守護神の力を、知らず知らずにいただいていたのだろう。
その後、香代子先生に大きな転機が訪れる。
それは、昭和41年のことである。卓巳先生が、仕事の関係先の倉本さんという方から、香代子先生に会わせて欲しいという依頼を受けたのだ。というのも、倉本さんは神事修行を30年以上もされていて、卓巳先生の背後に何か大きな存在を感じたからである。
倉本さんを自宅に案内すると、香代子先生の顔を見るなり、「やはり、私の感じた通りの方でした。奥さんには、とてつもなく大きな神さまがついておられると思います。ぜひ一度、騙されたと思って、何も考えずに神さまの前で瞑想してください。必ず、あなたの神さまが姿を見せてくださるはずです。今がその時期だと思います。夜の12時から1時までの1時間の瞑想を、まず5日間続けてください」そう言われたのである。
ご主人の卓巳先生には、介添え役として香代子先生の傍について、香代子先生が話されることをメモするように言われた。
この時から、香代子先生と卓巳先生の、二人三脚の神さま修行がはじまるのである。