神の秘策

「イシヤ」(フリーメーソン)の悪の仕組

それではこれから、「神の救いの計画」を成就せるための「神の秘策」を、日月神示から見ていくことにしよう。
〖一厘の秘密と仕組(日月神示)〗で、日月神示から「神の計画」を見てきた。
それは、「約束の地」に最高神の「住まい」を再現して、キリスト教や仏教などに分かれる前の「いと古い神」を祀り、地上世界に「神の世界」をうつすというものだった。
この「神の計画」に対して、「人の力」で世界を支配し統一しようとするグループが存在する。彼らの世界支配の方法を一口でいうと、人が生きていく上で必要な食料や資源や資金を独占し、人を支配し世界を統一しようというものである。それは、人による人の支配のワンワールド、言い換えれば、世界を一つの「人の世」にすることである。
そのグループを、日月神示は「イシヤ」と呼んでいる。

「…イシヤの仕組にかかりて、まだ目さめん臣民ばかり。日本精神と申して卍の精神や十の精神ばかりぞ。今度は神があるかないかを、ハッキリと神力見せて、イシヤも改心さすのぞ。…」(第2巻 下つ巻 第16帖58)

「悪の仕組は、日本魂を根こそぎ抜いてしもうて、日本を外国同様にしておいて、ひと呑みにする計画であるぞ。神の臣民、悪の計画通りになりて、尻の毛まで抜かれていても、まだ気づかんのか、…」(第8巻 磐戸の巻 第10帖246)

実は、この「イシヤ」に神の秘策が隠されているのだが、それは後で明かにする。その前に「イシヤの仕組」「悪の仕組」について、前掲の『日月神示』(中矢伸一著 徳間書店)を参考に説明しよう。
「イシヤ」とは、秘密結社「フリーメーソン」のことを指している。
「フリーメーソン」とは、「自由な石工」という意味で、古代の西洋において、石工(メーソン)同士が集まった組合(グイルド)が起源とされている。「イシヤ(石屋)」とはここからきているのである。
フリーメーソン研究の第一人者だった、故・久保田政男によると、フランス革命以降の歴史はフリーメーソンによってつくられたという。アメリカの独立戦争、ロシア革命、第一次、第二次世界大戦、これらもフリーメーソンによって意図的に起こされたもので、偶然発生したものではないというのだ。
具体的な内容については、前掲の本を参照して欲しいが、フリーメーソンは世界を思うがままに操る「影の世界政府」として知られている。
ちなみに、秘密結社組織というのは、フリーメーソンだけでなく、ほかにも数多く存在する。「影の世界政府」という意味では、フリーメーソンよりも、イルミナティーやビルダバーグ・ソサエティなどのほうが重要だという研究家もいる。だが、日月神示の観点からすれば、そうしたことはどうでもよいのだ。
歴史を操る「国際的秘密組織」は事実存在するし、その秘密組織の代名詞として使われるのが、最大級の組織力を誇るフリーメーソンなのである。

「シオン賢者の議定書」は世界支配の方法論である!?