甦った神々

地天界の探訪

昭和55年3月16日 
荒法師明王の出現。

この日は別の道から地天界に入った。
すると、砂漠のようなところに到達した。そこには、恐い顔した神々が並んでおられる。
「皆さんは何というお方ですか?」と問うと、
「私たちは荒神と云います。これが荒神の全員です」と言われる。
しばらくすると、その中から一人が出てこられて、次のように言われるのだ。
「私は荒法師明王といいます。各種荒神の元締です。私が管轄しているところへ案内しますので、ついてきて下さい」
その神のあとに従うと、驚いたことに、こんなものが「神の世界」にあるのかと思うような、まるで機械のような設備がしてある部屋に案内された。
「どうぞお入り下さい。ここは貴方がお入りになるところです。いずれここが必要になる時がきます。私は貴女がお出でになるのを、ずっとお待ちしておりました。ここは、宇宙改造と関係のあるところです。よく見て下さい」 
そう言われるので、近寄ってそれを見ると、コンピューターのような機器に、ピアノの鍵盤のようなものがあり、そこに何やら梵字のような文字が記されている。
「私にはこの字は読めないですよ」と言うと、
「いや、何も考えなくていいんです。あなたの手が触れるとことが、あなたの思う通りのものを押したことになるのです。心配はいりません。ここは、神々が何万年も前につくられ、私が管理をしています。今後もあなた以外の者が入ることは許されません」
そう言われたのである。

12-1_荒法師_パソコンルーム

昭和55年3月18日
続けて地天界に向うと、金色夜叉明王とう神が出現する。
江戸時代に、商家で使用されていた帳簿を大福帳という。この神は、それによく似た細長い帳面を、左手に抱えている。
「私は天と地をつなぐ、連絡の役割をするものです。大地のあらゆるところに、眷属を配置しているので、大地の出来事はすべて知っております。ことの善も悪も、人の生も死もすべてです」と言われた。

13_金色夜叉王

昭和55年3月19日
毘沙門天に良く似たお姿で、立派な美しい宮殿に住んでおられ方が現れた。名前は浅芽明王という。
「私は無から有を生む役割を持っています。何も無い所にも、あらゆる芽を出すことができます。あなたが必要とされる時はおおせつけ下さい。ただし、時間帯があります。○時と○時です」と言われた。

14_浅芽明王_優節如来

昭和55年3月20日
この日も地天界に向かったが、右手に矛を持った古代の鎧武者のような方が、右へ行けば右、左に行けば左へと移動して、前に進むことができないので、やむなく引き返した。

昭和55年3月23日
この日も地天界に向かったが、邪魔をされて進めず、「これからが大変だぞ」との声が聞こえる。

昭和55年3月31日
この日も邪魔をされて進めないので、大黒天と釈迦如来にお供を依頼し、一緒に地天界へと向かうことにした。ところが、途中まで行ったところで、大黒天と釈迦如来は、
「誠に申し訳ないが、私たちは、これから先へ入ることが許されていません」と言って、引き返してしまったのである。
ご主人は、地天界の探訪がなかなか進まないことに不安になり、
「何時になったら、成道を許されるのか、神々に尋ねてみてはどうか」と提案した。
すると神々は、「地天界にも色々都合があるから、しばらく待たれよ」と言われ、次の神示をいただいたのである。

金色に霞匂いて 風雲に
姿乗りしき 地天に達す

ご主人はこの神示を、「時」を知らせてくれたものだと判断し、地天界への訪問を、しばらく休むようにアドバイスしたのである。