神の正体

「暗号者」「フリーメーソン」「イスラエル」「カバラ」は72神で結ばれる

ところで、エジプトにイシス(最高神)やラー(72神)を持ち込んだのは、「星の暗号者」である。彼らは「神の世界」(創造世界)から言葉を預かる、「預言者集団」だったが、そのルーツは地球の「崩壊と再生」の時に、世界を建て直すために日本から派遣された人々だった。
その暗号者が、「星の暗号」の仕掛けとして設計したのが、エジプトの三大ピラミッドである。その伝統を引き継いでいるのが、エジプトのピラミッド建設に起源があると考えられている秘密結社「フリ-メーソン」である。
実は、この結社も72神と関係がある。
ついでに、このことにも触れておこう。
次に示しているのは、アメリカの1ドル紙幣である。
ここに描かれたピラミッドの石の数が、なんと!「72」なのだ!


1ドル紙幣のイラスト

国連本部ビルの瞑想室には、複雑な幾何模様が描かれているが、その数も72である。ロバート・K・スペンサーによると、それはフリーメーソンの象徴であるという。(『ガイアの法則Ⅰ』千賀一生著 ヒカルランド)
さて、ここで、「暗号者」と「エジプト」と「フリ-メーソン」、さらには「イスラエル人」や「カバラ」との関係も見えてきた。
「暗号者」の宗教や伝統を受け継いだのは「エジプト」であり、「フリ-メーソン」である。エジプトの宗教を受け継いだのは、「イシス+ラーの神(エル)」に象徴される「イスラエル人」で、さらにその教えは、ユダヤ教の「カバラ」に受け継がれたのである!?

「ノストラダムスの預言」も72神と関係がある

このカバラの伝統を受け継いだのが、ノストラダムスである!?
彼も、香代子先生と同じ「神々の世界」から言葉を預かる、預言者なのだ。
実は、彼の預言詩には、72神のことが暗示されている。
それを示すのが、次の預言詩である。

「1999年7の月 恐怖の大王が空から降ってくるだろ アンゴルモアの大王を甦らせるために その前後の期間マルスは幸福の名のもとに支配するだろう」(10-72)

この預言詩は『諸世紀』の中でもっとも有名なもので、この預言詩によって、ノストラダムスは多くの人に知られるようになった。だが、1999年7の月に、地球が破滅するかのような誤った解釈によって、彼の預言に対する信頼が失われてしまったのが残念でならない。
この預言詩は、「1999年7の月の前後の期間、マルス(軍神)すなわち軍事力が、幸福の名のもとに支配するだろう」と言っている。どうして、1999年7の月に地球が破滅する、という解釈になるのか不思議でならない。
彼の預言は、人類が危機的状況に陥ることを警告している。だが、「救い主」(メシア)の再臨とその後の輝かしい「新しい時代」の到来を預言し、地球が滅亡するとは、どの預言詩を見ても一言も言っていない。
1999年7の月とは、欧米の研究者が指摘しているように、太陽暦の8月を指す。1999年8月、太陽系の惑星が地球を中心に巨大な十字架をつくった。
この十字架には、「地球が十字架にかけられること」と「メシアの再臨」という、2つの意味が込められているのである。
よってこの預言詩は、終末に地球が十字架にかけられる、すなわち地球が「崩壊と再生」の時をむかえ、メシアが再臨することを示しているのである。
注目して欲しいのは、この預言詩のナンバーだ。
それは「10-72」だ!!
10はカバラのセフィロトでは、「創造の完成」を意味する。
72はすでにお気づきだろう。それは、72神を暗示しているのだ。
ノストラダムスは、この預言詩のナンバーで、地球の「崩壊と再生」時に、「メシア」と「72神」が甦ることを暗示しているのである!?
したがって、「恐怖の大王」と「アンゴルモアの大王」は、「メシア」と「72神」を暗示していることになる。ちなみに、五島勉氏はノストラダムスの口伝の伝承を受け継いでいる謎の組織のメンバーから、「恐怖の大王」の正体は再臨するイエス・キリスト、すなわち「メシア」だと伝えられた。(『ノストラダムスの大予言 最終解答編』五島勉著 祥伝社より)

「日月神示」も72神と関係がある

ところで、先述の「日月神示」にも、72神のことが記されている!

「世界自由自在に分け獲りしていた神々様、早う改心第一ぞ。一つの王で治めるぞ。てんし様とは天地様のことざと申してあろうがな、この方シチニの神と現れるぞと申してあろうがな、てん二様のことざぞ。…」(第14巻 風の巻 第8帖 359)

この神示の中の「シチニ」とは「72」のことである。よって、世界を治める「てんし様」は「72神」を現すことになる。
先に、「亀に取り付いた巨大な蛇が、盤古の世界創造を助ける」という中国神話を紹介した。香代子先生によると、この72神は扇の要のような存在で、閉じる時と開くと時、すなわち大きな時代の「終わりと始まり」の時に現れ、地球改造のために何らかのはたらきをするということだった。
イスラエル(イシス+ラー「エル」)の名前の起源も説明した。
この名前に象徴されるように、イシス(最高神)とラー(72神)、すなわち最高神と72神は、地球改造を行うために同時に甦るのである。

イシス=「盤古」=創造主=梵天

72神という共通項から、秘密のヴェールが次々にはがされていくが、ここでもう一度、エジプトの神イシスに戻ろう。
先に述べたように、イシス=「盤古」だったが、イシスも盤古も最高神であり、天地創造の神である。それを、キリスト教では「創造主」と呼ぶ。
だから、イシス=盤古=創造主となる。
イコールはまだある。
随分前のことだが、先生が「神の世界」で出合った最高神(天地王大神尊=大神)がどのような神なのかを、先生にお尋ねしたことがある。すると、その最高神は仏教の「梵天」と同じ神だと教えられたのだ。
よって、次のような関係になる。
「イシス=盤古=創造主=梵天」
梵天とは、古代インドのバラモン教の神のブラフマーが、仏教に取り入れられたものである。ブラフマーとは、万物の根源とされた「ブラフマン」を神格化したもので、ヒンズー教では、創造主ブラフマーはヴィシュヌ(維持神)、シヴァ(破壊)と共に3大神の一神に数えられた。
ちなみに、バラモン教という名称は、後にヨーロッパ人が名づけたもので、仏教以降に再編成されて出来たヒンズー教(この名前もヨーロッパ人がつけたもの)と、区別するためにつけられたものなのである。(ウィキペディア百科事典)
いずれにせよ、梵天は古代インドの最高神(=創造神)である。
さて、今まで見てきたように、エジプトの宗教、道教、ユダヤ教やキリスト教、そして仏教のそれぞれの最高神は、神名は異なるが同じ神となる。それはまた、香代子先生が「神の世界」で出会った、最高神である天地王大神尊とも同じ神である。