神の秘策

「シオン賢者の議定書」は世界支配の方法論である!?

ところで、世界を操る影の政府「イシヤ」の、世界支配の方法論といってもいいようなものが存在する。それは、「シオン賢者の議定書」と呼ばれる。
「シオン賢者の議定書」とは、「秘密権力の世界征服計画書」という触れ込みで広まった会話形式の文書で、1890年の終わりから1900年代のはじめにかけてロシア語版が出版された。この文書は1897年8月29から31日かけて、スイスのバーゼルで開かれた、第1回シオニスト会議の席上で発表された、「シオン24人の長老」による決議書であるという体裁をとっている。
だが、ロシア帝国内務省警察部警察局によって、捏造されたとする説が有力である。イギリス紙『タイムズ』は、1921年8月16日から18日にかけて「シオン賢者の議定書」が偽書であると暴露した。というのも、この文書は既に発行されていた『マキャベリとモンテスキューの地獄での対話』(モーリス・ジョリー著)と、表現上の類似があったからである。(ウィキペディア百科事典参照)
このように、「シオン賢者の議定書」は偽書だとされているが、問題は、その文書の通りに時代が動いている点にある。それが、「シオン賢者の議定書」が、世界征服の計画書とも呼ばれる所以である。
「イシヤの仕組」をご理解いただくために、「シオン賢者の議定書」から、代表的なものを次に紹介しよう。

①「…我々の賢哲の樹立した政治経済学は、王者の威力が資本にあることを明示している。資本が全世界に於いて絶対支配を獲得するためには、商工企業を独占する自由を確保しなければならぬ。この計画を全世界に於いて実現すべく、我々の間接直接の摩の手が既にこの事業に着手している。かかる自由は産業家に政治的勢力を与えるが、この勢力は民衆の圧迫に役立っている」(第5議定書)

②「…非ユダヤ人の脳裏から神霊の観念を奪い取り、その代わりに個人主義的打算的利欲と肉体的享楽主義的欲求とを植えつけねばならぬ。非ユダヤ人がこれに気付かぬようにするには、彼等の心を商業と工業方面に向けねばならぬ。かくすれば各国の非ユダヤ人等は国家社会など眼中になく、唯々自己の利得のみを追い、利害戦に夢中になって、自己の共同の敵に気付かなくなるだろう。…(中略)…優越を得んが為の極度に緊張した闘争と、経済生活に対する衝動とは、絶望的な、しかも悲惨極まる冷酷な社会を実現するであろう、否、既に実現したのである。斯の如き社会は高等政策と宗教とを全然忌み嫌うようになり、これを指導するものは、ただ利得打算すなわち金力のみとなり、金力によって享受出来る物質的快楽の為に、黄金を完全に偶像化するであろう」(第4議定書)

まず、①に注目して欲しい。
この議定書の言うように、現在、国内においては大企業、世界的に見れば多国籍企業が、その圧倒的な資本力を武器にそれぞれの市場を独占している。その結果、多くの中小零細企業は、それぞれの市場から退散せざるを得ない状況である。これは、自由という美名を乱用した、行き過ぎた、無差別な規制緩和が招いた結果である。
今や市場は、ハンデキャップのないゴルフコンペと同じで、勝つのは常にシングルプレーヤー、事業においては、資本力のある大企業が常に勝利を治める。「商工企業の独占」と「資本の絶対的支配」が完成された、と言ってもいいだろう。
次は②に注目して欲しい。
現在の社会は、説明の必要がない程、この議定書の通りになっている。
「個人主義的打算的利欲」のことを、日月神示は「我よし」といっているが、現在は、「自分さえよければ、他人はどうなってもいい」という「我よし」の時代である。まさに「個人主義的打算的利欲」が植えつけられたと言ってもいいだろう。
「肉体的享楽主義的欲求」で思い出すのは、「3S政策」である。
ご存知の方も多いと思うが、3S政策とは、大衆の関心を政治に向けさせないようにとられた愚民政策の一つで、3Sはスクリーン、スポーツ、セックスの頭文字をとったものである。
日本では、戦前から「ユダヤの3S政策」と呼ばれ、非難や批判が行われてきた。戦後になってからは、連合国軍占領下の日本での諸政策を批判するものとして、安岡正篤によく使われた。
安岡は吉田茂や池田勇人など、歴代の総理の指南役と呼ばれた中国思想の大家である。彼は第二次世界大戦終結後、連合国総司令部(GHQ)が日本の占領政策を実行するにあたり、「3S政策」を策定したことを、GHQのガーディナー参事官から直接話を聞いたという。
この政策により、日本の性風俗が開放され、映画が興隆し、プロ野球をはじめとするスポーツが国民行事となったのは、周知の通りである。民衆をスクリーン(映画)、スポーツ、セックス(性産業)に目をむけさせることによって、民衆が感じている社会生活上の様々な不安や、政治への関心をそらせて、民衆を思うがままに操作できる。簡単にいえば「ガス抜き」政策である。
あまりにも厳しい占領政策をすると、暴動が起こる恐れがあるので、人々の目をそらすために行われたと考えられている。(ウィキペディア百科事典参照)
ちなみに、戦後、日本の方向性を決めた連合国総司令部(GHQ)のトップ、マッカーサー最高司令官は、フリーメーソンの上位メンバーである。
それはともかく、スクリーン(映画)、スポーツ、セックス(性産業)は、「肉体的享楽主義的欲求」を植え付けるには最適な娯楽である。
現在の社会を見ると、議定書のいうように、私たちはまさに「個人主義的打算的利欲」と「肉体的享楽主義的欲求」を植え付けられ、国家社会など眼中になく、唯々自己の利得のみを追い求めていることがわかる。そして、「勝ち組」と「負け組」という言葉に象徴されるように、優越を得んが為に極度に緊張した闘争を繰り返すという冷酷な社会が、既に実現したと言ってもいいだろう。
これらのことが、「…イシヤの仕組にかかりて、まだ目さめん臣民ばかり。…」や「悪の仕組は、日本魂を根こそぎ抜いてしもうて、日本を外国同様にしておいて、ひと呑みにする計画であるぞ。神の臣民、悪の計画通りになりて、尻の毛まで抜かれていても、まだ気づかんのか、…」と、日月神示に警告されていることである。

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