神の秘策

悪の御用に隠された「神の秘策」、それはイシヤと手を握ること!?

イシヤには、「岩戸開き」と「岩戸閉め」の2つの御用があることがわかった。「人による世界の統一」という「悪」の御用をしている「イシヤ」も、もとをただせば、絶対神の導きによって「神の王国」(神の世)を建設するという、「善」の御用をしたのである。それが、「悪も元ただせば善であるぞ、(その働きの御用が悪であるぞ、)」の意味である。

「…悪の世が廻りて来た時には、悪の御用する身魂をつくりておかねば、善では動きとれんのざぞ、…」(第21巻 空の巻 第8帖463)
とあるように、イシヤは「悪の世」が廻りて来たから、悪の御用をした。

では「悪の世」とは?
それを示すのが次の神示である。
「…悪はすべてを自らつくり得、生み得るものと信じている。善はすべてが神から流れ来たり、自らは何ものをもつくり得ぬものと信じている…」(第17巻 地震の巻 第5帖)

「悪の世」とは、神をなくした「人の世」のことである。
文明の進歩によって、神の力を必要としない「人の世」が廻ってきた。

「…文明も神から生まれたものじゃ。…」(第24巻 黄金の巻 第97帖608)とあるように、文明も神から授けられたものではある。しかし、人はそのことを忘れ、「すべて自らつくり得、生み得る」という驕りから、「人の世」になってしまったのだ。だから、イシヤ(太陽の暗号者)は、あえて「岩戸閉め」の悪の御用をしたのである。
ところが神は、「神の世」が廻ってきた時には、悪の御用をしたイシヤを、「岩戸開き」の善の御用に転換させようと計画しているのだ!!これこそが、悪の御用に隠された「神の秘策」である!それを示すのが、次の神示だ。
「この方、悪が可愛いのぢゃ、御苦労ぢゃたぞ、もう悪の世は済みたぞ、悪の御用結構であったぞ。早う善に変わりて心安く善の御用聴きくれよ。…」(第21巻 空の巻 第10帖465)

「悪の世」(人の世)が終わり「神の世」がはじまるから、今度は、善の御用をしてくれと言っている。次の神示は、その方法を示している。
「裏の仕組に入れると表の仕組となり、表の仕組に○入れると裏の御役となるなり。抜けば悪のやり方となるのぢゃ」(第24巻 黄金の巻 第85帖596)

裏の仕組とは、「岩戸閉め」の悪のイシヤの仕組のことである。それは「人の世」をつくることである。しかし(神)を入れると表の仕組み、すなわち「神の世」をつくる仕組になる。一方、「神の世」をつくる表の仕組に、(人材、物質)を入れるのが裏の御役だという。世界を統一する、一つの世界をつくることに、(神)を抜いて人だけで行うと、悪のやり方になるのだ。

「岩戸開く仕組知らしてやりたいなれど、この仕組、言うてはならず、言わねば臣民わからんし、神苦しいぞ、早う神心になりてくれと申すのぞ、身魂の洗濯急ぐのぞ。アイカギ、コノカギハ イシヤト シカ テ ニギルコトゾ、…」(第2巻 下つ巻 第22帖64)

なんと!「岩戸開き」の合鍵は、イシヤと手を握ることだと言うのだ!!
「岩戸開き」とは「てんし様」の教えが、世界の隅々まで行きわたることであり、世界が一つの「神の世」になることである。
そのためには、多くの人材が必要である。
人による人の支配の、世界統一の道を歩んできた悪のイシヤは、世界中にネットワークを持っている。神はこの人的ネットワークを、そのまま「神の世」をつくる、善の御用に転換させようとしているのである。
そうすることで、スピーディーに「神の世」をつくることができるからである。

「世の元からの生神」の水も漏らさぬ仕組