「神の救いの計画」を成就させるために刻まれた「2つの暗号」
では、このことを踏まえたうえで、「神の救いの計画」を成就させるために用意されていた、「秘密の仕掛け」を紹介しよう。
その仕掛けの一つが、拙著『隠国日本版 神々の指紋』(ヒカルランド)で紹介した、4500年前頃と1300年前頃に、秘密結社「ヤタガラス」によって仕掛けられた2つの暗号である。
実は、この暗号は、香代子先生が計画を預かった「神の世界」と同じ一つの「神の世界」からのご指示で、仕掛けられたものなのである。
2つの暗号は、どういうわけか、香代子先生が神から、最高神の「住まい」を再現するように伝えられた場所が明らかになって、はじめて発見できるような仕掛けが施されていた。どうして、このような不可解な仕掛けが施されたのか、不思議でならなかったが、ある本を読んでその謎が解けたのである。
ある時、『失われたカッバーラ 陰陽道の謎』(学研)という本を読んでいた。その本には、執筆者の一人の飛鳥昭雄氏と、秘密結社「ヤタガラス」の頂点にいる大鳥という方との対談の模様が書かれていた。
秘密結社「ヤタガラス」とは、太古から大和朝廷に仕えた名前も戸籍もない闇の陰陽集団らしいが、その秘密結社は日本に国仕掛け、つまり暗号を仕掛けたというのである。
私は暗号が仕掛けられていたことに驚いたが、もっと驚いたのはその暗号者の名前である。この「ヤタガラス」という名前で、私が発見した2つの暗号は、彼らの仕掛けであることがわかったのである。というのも、1300年前頃に仕掛けられた暗号には、暗号者のコードネームが示されていて、それが「ヤタガラス」だったからである。
問題は、暗号を仕掛けた理由である。
この暗号は厳命によって、彼ら内部からはけっして漏れないというのである。
では、何のために暗号を仕掛けたのかというと、彼らの仕掛けの防御を打ち破り、日本の秘密を解き明かす「解き放たれし者」と、「預言されし者」をひたすら待つために施されたというのである。
つまり、暗号者は、自分たちが仕掛けた暗号が発見され、解読されるのを、ひたすら待っているのである。
ともあれ、この発言で、2つの暗号に施された、不可解な仕掛けの理由もわかった。先述したが、2つの暗号は、最高神の「住まい」を再現する場所が明らかにならないと、発見できない仕掛けが施されていた。実際に、暗号は仕掛けられてから千年以上経つが、これまで誰にも発見されていない。
つまり、この暗号は、最高神の「住まい」を再現する場所を伝えられる者、すなわち「預言されし者」が現れない限り、発見できない仕掛けが施されていたのである。
つまり、この不可解な仕掛けは、「預言されし者」を証し、その者の出現を示すためのものだったのである。
したがって「預言されし者」とは、香代子先生のことになる。自分で言うのもおこがましいが、私は暗号を解読して、彼らの防御を打ち破ったので、彼らの言う「解き放たれし者」になるだろう。
それはともかく、彼ら暗号者も香代子先生と同じように、神の言葉を預かることができる預言者だったのである。
暗号者は、地球改造の「約束の時」に、最高神の「住まい」を再現する場所、すなわち「約束の地」に、「約束の人」が甦ることを神から教えられ、そして、それを証す仕掛けをするように、命じられたのである。
そこで彼らは「約束の地」を隠し、その場所が明らかにならないと発見できない暗号を仕掛けたのだ。
つまり、千年以上も前に仕掛けらたこの暗号は、遠い未来に訪れると約束されている、地球の「崩壊と再生」の「約束の時」と、その時「約束の地」に現れる「約束の人」(救い主)を証すためのものだったのである。
さて、暗号が仕掛けられた目的を述べたが、先述したように、暗号は「約束の人」(預言されし者)が香代子先生であることを証している。したがって、暗号は香代子先生の預かった「神の救いの計画」を、成就させるために用意されたことになる。
ところで、この暗号は、「約束の時」に、「約束の人」が「約束の地」に現れるという預言に基づいて仕掛けれたものだが、この預言は香代子先生の出現によって成就し、その預言が正しかったことが証明された。
考えてみれば、香代子先生と暗号は「合わせ鏡」の関係で、お互いに、その正当性を証明しあっていることになる。だから、この暗号も、大いなる「神の救いの計画」の一つになる。
それしても、私がたまたま出会った香代子先生は、数千年も前から、その出現を預言されていたとは驚きである。まさに、信じられないくらいだが、さらに驚くことは、「約束の時」に備えて、「神の救いの計画」(暗号)が、数千年も前から発動されていたことである。
ところで、暗号の答えは、地球改造の「約束の時」のたびに、改造後の人々を救うために、同じ生神「約束の人」が、同じ場所「約束の地」に甦ることを意味していた。
ちなみに、この生神「約束の人」とは、終末に再び降臨すると『聖書』に預言され、約束されている「救世主」(メシア)を指す。だから、暗号者は「預言されし者」と言ったのである。
暗号解読の経緯は、拙著『隠国日本版 神々の指紋』(ヒカルランド)を参照して欲しい。暗号の内容については、別項の〖秘密結社「ヤタガラス」の2つの暗号〗で改めて紹介する。