照心語録 – 大切な項目と法則

7、思いの力(イメージ力)

船井幸雄

・思いがかなう方法
 思いを実現化させるためには、確信をイメージ化して、それが実現できると強く思えばいいのです。プラス発想して勉強して、実現を確信し、イメージ化し、強く実現を思い続けていると、たいていのことは、実現までそんなにかかりません。「イメージ化する」それは、自分の願望や目標が達成できたときの喜びの姿です。受験生だったら、志望の学校で勉強している姿、マイホームが欲しいなら、荒っぽい外観ばかりでなく、自分の書斎でくつろぐ姿、家族とリビングで団らんする姿、そういうものを細密画として頭の中に描くのです。こんなわくわくするゲームはちょっと見あたりません。あらゆる細部が詳細に描かれたとき、それはもはやイメージではなく、現実のものになろうとしているのです。思ったことは、思い続けていると、そのうちに実現します。しかし、正しくない願望は、実現しにくいのです。よくない欲は、実現まで時間がかかりますし、実現しても長続きしません。世の中は実にうまくできていて、自然の理に反することは長続きしません。イメージ化と、確信できるか否かが、ポイントなのです。

・イメージの力で病気も治す
 いま病身の人が健康になりたいと思っているとしましょう。
この「思い」を実現させるためには、まず健康になっている自分を、はっきり頭の中にイメージとして浮かびあがらせるのです。そのためには健康な自分の絵をかき、それを毎日眺めてイメージ化してもよいでしょう。どのような方法でもいいですが、ともかく、はっきり頭の中に実現した姿を浮かび上がらせることです。そして、そのイメージのようにかならずなる、という確信を持つのです。

中村天風

・われわれの生命の中にある肉体はもちろん、精神活動も、一切の広い意味における人生の事柄は、心の運用如何によって決定することができる、という真理を、私は悟り得たのである。「人間の心で行う思考は、人生の一切を創る」
・人間の心に何かの観念が出ると、その観念の型のとおりに宇宙根元から微妙な力が働き出し、その観念の型が良ければ良いように、悪ければ悪いように。
 わかりやすくいえば、思い方や考え方が積極的であれば、積極的なものができ、消極的なら消極的なものができる。