ノストラダムスの預言と「神の計画」

次の預言詩も、これと関連するものである。

「月の支配の20年が過ぎ去る
7000年、別の者が王国を築いているだろう
太陽がその時代を心のおもむくままに取る時
そのときわが大予言も完結するのだ」(1-48)

五島勉氏によると、「月」は「太陽が昇る前に沈む文明」を象徴し、「月の支配の20年が過ぎ去る」とは、2000年にわたるキリスト教欧米文明がその役割を終えることで、2行目の7000年は21世紀頃を指すという。
ユダヤ秘法では、文明の始まりを紀元前5000年ごろのエジプトやメソポタミアに置いているので、7000年は21世紀頃になる。
問題は「別の者」だ。
2行目でイエスが生まれた時を基準にする「西暦」を使わず、あえて、人類文明が始まってからの年数を使ったのは、この「別の者」がキリスト教欧米文明、言い換えれば、ユダヤ預言体系とは「別の者」であることを示唆しているというのだ。それは、太陽すなわち日本が、その時代を心のおもむくままに取る時だから、この「別の者」とは日本を指しているのである。
したがって、キリスト教欧米文明、言い換えれば、ユダヤ預言体系とは別に、「日本が『神の王国』を保つ」ことになる。
「日本が『神の王国』を保つ」とは、先の「日本が『大きなメッシーの法』を保つ」ことと同じ意味である。
ノストラダムスはこの預言詩で、「そのときわが大予言も完結する」といっているので、彼の預言は日本が「大きなメッシーの法」を保てば、すなわち日本が「神の王国」を保てば完結することになる。
彼が預言詩を著した目的は、人々の心を「救い主」に向けさせることであり、最終的に「神の救いの計画」に至らせるためなのだ!
「暗号者」も同じ目的で「暗号」を刻んだと思われるが、彼が異端者の汚名をきせられることを覚悟し命がけで残した預言は、いたずらに危機をあおって、未来の人々(現代人)を不安に陥れようとしたのではない。
「地球や人類が危機的状況に陥るが、それを乗り越えたら輝かしい未来が待っている。どうか希望を失わないで乗り切って欲しい」
そんな思いで、預言を残したのである。
命がけの彼の預言は、「神の救いの計画」を成就させるためである!!
それは、私たち日本人の使命を目覚めさせ、その使命を果たさせるためかもしれない。

さて、ノストラダムスに預言された「神の計画」を紹介した。
見てもらったように、それらは、香代子先生が預かった「神の救いの計画」を、補足説明するような内容である。その理由は、この預言も、香代子先生や暗号者が預かった「神々の世界」(創造世界)と同じ世界から預かったからである。
いずれにしても、地球の「崩壊と再生」の時、私たち日本人には、神から大きな使命が課せられている。