六ヶ所の拠点

九州

小高き山にやしろ有り、静かなる源流伝えある卑弥呼の足跡「タカス」とありて
棄て難き人々ちらほらと 集いし者々真剣とある

〈福岡県八女郡矢部村 旧字名「高巣」〉

(探索日)平成14年(2002年)2月3日
この日、私と先生のご主人の卓巳先生と弟の木元の三人で、九州の拠点を探索した。弟の木元は会社の都合で、数年前に大阪から九州に転勤していたが、九州の福岡支店から名古屋支店への転勤を命じられた。そこで、九州を離れる前に、九州の拠点を探しておこう、ということになったのである。
私たちは、とりあえず、神示にある福岡県と大分県の境に車を進めた。拠点は古代の聖地だと予測し、古い神社や川の源流に近い場所を、地図を頼りに進んでいった。八女茶で有名な八女の地を過ぎ、八部川という川の上流を目指した。
途中「八女津媛やめつひめ神社」という標識が目に止まった。
私たちは、この神社に立ち寄ることにした。すると、驚くことに、この神社は「卑弥呼」と関係のある神社だったのである。
どうして驚いたのかというと、先の九州の拠点を示す神示を見てもらったらわかるが、そこには、「卑弥呼」の名が記されているからである。
「このあたりに、九州の拠点があるのかもしれない!?」
私たちは思わず、顔を見合わせた。しかし、気になるのは「タカス」である。その地名は地図にはなかった。神示に示された地名が、実際にあるのかどうか不安だったが、恐る恐る「タカス」のことを、神社の資料館にいた地元の人に尋ねたのである。すると、「タカス」と呼ばれるところがある、というのだ。
後でわかったことだが、地元が発行している地図(矢部村字図)には、なんと!「タカス=高巣」の地名がズバリ載っていた!
私たちは教えられた場所へ向い、「タカス」を確認した。その帰り、少し喉が乾いたので喫茶店に寄ることにした。
地元の方がいたので、何気なく、
「『タカス』というところに、古い神社か石のほこらのようなものがありませんか」と聞くと、「あります」との返答である!
卑弥呼にいわれのある神社、タカスという地名、まったくご神示の通りである。
九州の拠点の探索は驚かされることばかりだったが、先述したように、その他の拠点の探訪も、同じように驚きの連続だった。
ところで、九州の拠点は古代においては、聖地とあがめられた場所だと思われるが、他の拠点も同様だと思われる。
このことからも、「新しい時代」(神の世)は、古代回帰の時代だと推測できる。